藍染と草木染の服【CAUAC】ONLINE SHOP



−染めること−

私たち、CAUACの服は、すべて天然染料による手染めを行っております。
生物の力を借りて、洋服に色をのせていく。
化学染料では表現できない"強く優しい色"がそこにあります。

 
化学染料と比べると色落ちしやすい印象の藍染や草木染ですが、当店では使用する生地と染料を用いて
染色堅牢度(色の変わりにくさ)のテストを行い、クリアした商品を販売しております。
また、CAUACの洋服を長くご愛用いただくため、無料で染め重ねも行っております。
自然の美しさを身にまとい、暮らしの中で少しだけ笑顔になれる洋服をお届けできたらと思っております。
 

−染料のこと−

藍染、草木染になじみが少ない方もおられると思いますので、
当店で使用している天然染料について、少しだけ説明させていただきます。
洋服選びの際に少しでも参考になればと思います。

 ・について
当店の藍染製品はインドの天然藍を使用しております。
色が鮮やかで、お洗濯による色落ちも少なく、とても扱いやすいので、
藍染や草木染は初めてという方にも簡単にお手入れしていただけると思います。
染色中は黄緑色ですが、空気に触れるとじわーっと藍色に変わっていき、その変化を楽しんで染めています。

 
 ・茜(アカネ)について
日本で最初に用いられた染色材料と言われています。
根の部分が染料となり、染められた色相を「赤い根」と書いて赤根とも呼んでいたそうです。
茜といっても、日本茜、西洋茜、インド茜などの種類があります。
当店では主にインド茜を使用しており、媒染によってオレンジっぽい赤や茶色に染めることができます。
染色後の水が透明になるほどよく吸う染料で、そのおかげ(?)か発色もとても良いです。

 
 ・ログウッドについて
中南米が原産のマメ科の常緑高木です。
ログウッドは邪気を払うと伝えられ、仏衣の染料にも使用されていたそうです。
使用する媒染によって、紫、こげ茶、グレー、ネイビーに染めることができます。
力強く、綺麗な色が出るので、染めているときもその色にどきどきさせられるほどです。

 
 ・クローブについて
フトモモ科植物の蕾を乾燥させたもので、香辛料・漢方の一種としても使用されます。
使用する媒染によって、黄色やグレー、ネイビーに染めることができます。
防臭・防虫・防カビや、殺菌・消毒の効果があるとされ、独特の香りや効能が古来より世界中で好まれ、
漢方・お香・染色など広く利用されました。
染めているときは心地よい澄んだ香りがし、ほっと癒してくれる、そんな染料です。
 

 
 ・エンジュ(槐)について
中国原産のマメ科の落葉高木。
使用する媒染によって、黄色やカーキに染めることができます。
白い小さな蝶のような花が咲き、蕾や花が染料となります。
染料としては薄い澄んだ黄色なのですが、染め上がった生地は明るい綺麗な黄色(錫媒染)で、
その色を見て笑顔になれる、そんな色に染め上がります。

 
 
 ・クルミについて
クルミ科の落葉高木。
使用する媒染によって、ベージュや茶色に染めることができます。
胡桃(クルミ)色は、日本で古来から親しまれ、染料として用いられていたと言われています。
ゆっくりゆっくり色がついていくので、じっくりじっくり染めています。
クルミの殻の硬いイメージとは違った、優しい柔らかい色合いを見せてくれます。

  

 
 ・ダイオウ(大黄)について
ダデ科の薬用植物で、昔から生薬や漢方として利用されています。
使用する媒染によって、黄色やグレーに染めることができます。
染色中はクローブに似た甘い香りがします。
薬用で使用される植物は、香りも豊かで、癒しの効果があるのかもしれません。

  

 
 ・コチニールについて
サボテンなどに寄生するカイガラムシを乾燥させ、水やエタノールで色素を抽出した天然染料です。
口紅や食品にもコチニールの色素が使われています。
媒染によって、鮮やかなピンクやグレーに染めることができます。
非常に少量で鮮やかな色に染まりますが、鮮やかなだけに褪色が気になることもあります。
この鮮やかな色を維持できるよう試行錯誤中です。

 
 
 ・栗のいがについて
丹波栗のいがを煮て作った染料。
硬質な雰囲気を持った、美しいグレーに染まります。
光によって色の見え方が変わり、色んな表情を楽しめます。


 ラックダイについて
インドに生育する樹木に寄生するラック虫が、樹木から養分を吸上げて分泌する樹脂状のものをラックといい、
これを染料として精製したものをラックダイと言います。
媒染剤(色を定着させるための金属)によって、鮮やかな赤色やグレーなどに染まります。
少量で鮮やかな色を出してくれる染料で、その色味も独特な妖艶さをもっていると思います。


 
 
 
つたない説明ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
 生物が与えてくれる色は本当に美しいです。
 無機質ではなく、深みのある色。
 同じ色でも、少しずつ違う表情。


 人間みたいです。

 気温や天気で、機嫌が良くなったり悪くなったりもするし、
 思い通りにならないこともあります。
 でも、楽しいです。染めることと染料のこと。

 CAUACの洋服は、色々な生物の力を借りて誕生します。
 そんな洋服を着てオシャレをする。
 CAUACで生まれる色をまとって、オシャレを楽しんでいただけたら幸いです。

 染め担当 k.omori